2022.8.3

ココロで旅するハチミツ -BEE JOURNAL Vol.1-

2022年8月より毎月お届けするBEE JOURNAL PROJECT(ビージャーナルプロジェクト)。

このプロジェクトは、HONEY ROAブランドプロデューサー 吹附(たづき)由里子と養蜂家がタッグを組み、ミツバチの生態やまだ知られていないはちみつの魅力をお届けします。

養蜂場に設けている「HONEY ROA巣箱」を拠点に、その巣箱からはちみつを採蜜する体験を目標としています。

 

 

 

千葉県の緑豊かな養蜂場「はちぐみ」。

今年は、千葉県大多喜町にある「はちぐみ」さんと一緒に、知られざる養蜂の魅力や奥深さを紐解いていきます。

はちぐみ…
千葉県大多喜町の、のどかな里山にある養蜂場。
「何も足さない、何も引かない」

余計な加工は一切せず、本物のはちみつだけをお届けできるよう、日々ミツバチと向き合っている。
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はちぐみ代表・養蜂家 相京ゆきのさん
千葉県出身。24歳で養蜂家になり、現在はパートナーと共に養蜂場「はちぐみ」と、養蜂家を育成する「はちがっこ」を運営。
2児の母でもあり、子育てと養蜂業をご自分のペースで楽しんでいます。

 

 

HONEY ROA巣箱
はちぐみ養蜂場に設置したHONEY ROAのための巣箱。ここで暮らすミツバチ達のレポートを毎月お届けしていきます。
はちぐみの養蜂は決めた場所から巣箱を動かさない定置養蜂。巣箱の位置は変わらずとも、うつりゆく季節ごとの花により採れる蜜は様々な色、味、香りが楽しめます。

 

 

「何も足さない、何も引かない。」はちぐみ養蜂場のハンドメイドはちみつ。

はちぐみ養蜂場は、豊かな緑に囲まれた千葉県大多喜町にあり、遠くには観光用のトロッコ列車ものんびりと走って行くのどかな里山にあります。春にはあたり一面が菜の花畑になるそうなので、来年の4月に訪れてみたいものです。

ご夫婦で営まれる養蜂は、ぐるりと目の届く範囲で一群(箱)ごとに状態を把握できるちょうどよい規模。「何も足さない、何も引かない」を信条に、一つ一つ心を込めてはちみつを作られています。

はちぐみさんのはちみつの特徴でもある季節の百花蜜。HONEY ROAでは、6月蜜8月蜜を販売します。
季節よって咲く花が異なれば、はちみつの香り・味・色も異なります。2つの季節を食べ比べるのも楽しいものです。

 

左から はちぐみさんの6月蜜8月蜜 各110g・1,188円(税込)
六角形の瓶に入った小さなサイズで贈り物にもぴったり。基本は非加熱はちみつですが、季節によっては巣箱と同じ温度まで温めることもあります。はちみつは糖によって結晶化するものなので、その風合いもまた自然のものとして楽しみたいですね。

 

 

INTERVIEW

 

―― 相京さんと養蜂との出会いとは。

 

相京ゆきの(以下、相京):きっかけは祖父が毎朝はちみつを食べていて、元気な祖父の健康の源ははちみつだと知ったところからです。
祖父のために自分ではちみつを作ってみようと思ったのが養蜂のスタートで、当時24歳でした。

 

 

―― 養蜂の魅力とは。

 

相京:自分の住むこの里山がいかに豊かで恵まれているのかを実感できるところです。
子供と一緒に学校に向かう通学路や散歩道に咲く花をみると、この蜜かな?と思います。そんな瞬間がとても贅沢だと感じます。

 

相京さんに巣箱の様子を教えてもらっています。久しぶりにミツバチに会えて楽しい時間を過ごしました。

 

 

―― 養蜂家になって変化はあった?

 

相京:自然と触れ合うことで現代社会から一歩遠ざかってみて「自分を大切にしょう」と思うようになりました。
ミツバチは人間都合では動かないので、私も思うようにやってみよう、自分は蜂だと思って仕事をしていると、しがらみから解放されたような気持ちで心にゆとりができるのです(笑)。
好きな仕事をして毎日が充実して、とても幸せだなと思います。

 

ミツバチのお世話は一群(箱)ごとに箱を開け、巣箱の中を確認してミツバチが快適に過ごせるようにメンテナンス。
ミツバチを「彼女たち」と呼ぶ相京さんの愛情が伝わってきます。

 

 

ミツバチはとても小さくて、指先で蜜を吸う様子はとても可愛らしい。
一カ月という短い命を生きるミツバチが、一匹で集められるはちみつはわずかティースプーン一杯分と言われています。

 

 

相京さんのはちみつは、本日よりオンラインショップ、店舗で販売が開始となりました。ハンドメイドなので作られるはちみつには限りがありますが、ぜひ一度ご賞味ください。
また、インタビューの続きは動画で公開していますので、こちらも併せてご覧ください。

 

BEE JOURNAL Vol.1 2022年8月3日