今年の8月からスタートした「ビージャーナル」プロジェクト。
更新が少し空いてしまいましたがようやく第2弾をお届けさせていただきます。

今回は11月1日に発売となったBEE KEEPERハンドケアシリーズにまつわるお話しです。

遡ること5年ほど前、養蜂場を訪れた際、養蜂家さんにお話しを聞く中で、ミツバチはとても臭いに敏感であるということを知りました。
普段はとても穏やかな性格のミツバチでも、知らない臭いを嗅ぐことで敵と見なしてしまうこともあるそうです。
また、大気汚染や農薬などの影響で臭覚に異常をきたしてしまうと、ホームに帰れなくなってしまうことも深刻な問題であると気づかされました。

そして、ミツバチのお世話をする養蜂家さんの手。手袋をしていなかったのです。
「ミツバチのお世話をする上で、素手でも大丈夫なのですか。」と質問をしてみると、「ミツバチはおとなしいから問題ないですよ。」と。
「でも、この時期（秋）は乾燥がひどくて。」と仰っていたのが私の記憶にずっと残っていました。

ミツバチに影響を与えず、養蜂家さんの働く手を守れるハンドケアをいつか作りたい、そう思って歳月が流れましたが、ようやくその目標を叶えることができました。

BEE KEEPER（養蜂家）という名のハンドケアシリーズ。

養蜂家さんはもちろんですが、手を酷使するお仕事の方、できるだけナチュラルなものを選びたい方に最適なハンドケアになりました。

HONEY ROA巣箱の上で出来立てのビーキーパーを撮影

ミツバチのお世話もできるオーガニックな「グリーンハンド100％」

臭いに敏感なミツバチを刺激しないように、匂いのないハンドクリームをあえて作りました。
普段は香りを大切にしているHONEY ROAでは初の試みです。
匂いがないと言っても植物由来原料100％で作られたオーガニックハンドクリームなので、植物の匂いも含め無臭ではないのですが、
人間の臭覚で匂いを感じず、且、ミツバチが平常にすごしてくれるレベルを目指しました。
何度も試行錯誤を繰り返し、ようやくこれはというバランスに辿り着き、はちぐみさんの養蜂場でお試しいただき、OKを出してもらえました。

普段から素手でお仕事をされる相京さんに、ハンドクリームを試していただきました

養蜂家と母と

ビーキーパーハンドケアを試していただいた時、はちぐみ相京さんは臨月でいらっしゃいました。
養蜂家としてミツバチのお世話をしている相京さんは手袋使用派。
手袋をすることで安全性は確保されますが、季節によっては蒸れや摩擦による乾燥が悩みとのことです。
そして、生まれてくる赤ちゃんのために、やはりご自身で使われる化粧品にはこだわりたいと考えていらっしゃいます。

赤ちゃんを抱くその手にも、ビーキーパーのハンドクリームなら安心してお使いいただけます。

養蜂家として収穫した蜂蜜を見つめる相京さん

母としてお腹を愛おしく見つめる相京さん

ビーキーパーから、2つのハンドエッセンス誕生

人気のハンドエッセンスがリニューアルし、「ビーキーパーハンドエッセンス」となって再登場です。
さらに、「ビーキーパーハンドエッセンスオイル」が姉妹品として新登場。
選べる2つのハンドエッセンスで、お悩みに応えながら理想のハンドケアを叶えます。

【ハンドエッセンス】

みずみずしい使用感が特徴のハンドエッセンスは、春夏のケアとしても使いやすく、スプレータイプなので利便性の良さも魅力です。
乾燥ケアはもちろん、肌のハリ不足など見た目の変化が気になる方にもお勧めのローション状のハンド美容液。
こちらは主に寝る前のケアに使っていただきたいので、天然ベルガモット精油のさわやかな香りです。

男性にも使いやすいさらりと使えるハンドエッセンス

【ハンドエッセンスオイル】

オイル層と美容液層が1つになったハイブリットなハンドエッセンス。
乾燥を繰り返すバリア機能が低下した肌や、水仕事の後のピリピリとするほどの乾燥には、オイルの潤い力をプラスして、潤いを溜められる肌を目指しましょう。
こちらも主に寝る前のケアに使っていただきたいので、天然ゼラニウム精油のやさしい香りです。

お仕事終わりにハンドエッセンスオイルでケア

―― 後書き

私の長年の目標であったビーキーパーハンドケアを発売するにあたり、今までお世話になった養蜂家の方々に感謝を申し上げます。

また、ビーキーパーの準備にあたりご協力いただきましたはちぐみ相京様ご夫妻にもこの場をお借りして心よりお礼を申し上げます。

共同作業で養蜂を切り盛りするご夫妻。いつも自然体なお二人の姿を収めました。

BEE JOURNAL　Vol.1　2022年11月1日

HONEY ROAブランドプロデューサー　吹附（たづき）由里子