2025.5.13

「大田由香梨さんと考える、食と美容、環境のこと。」-ROAliv JOURNAL Special edition-


今回お届けするのは、ブランドプロデューサーの吹附由里子との対談企画。
衣食住のスタイリングを行うライフスタイリストとして活動する大田由香梨さんをお迎えして、ハチミツが持つパワーや食と美容との関係性、そして自然や地球環境への想いまで、さまざまなお話を伺いました。

 


大田由香梨
1981年生まれ、神奈川県出身。ファッションスタイリストを経て、2009年より人の営みに必要な衣食住のスタイリングを行うライフスタイリストとして活動。ファッションブランドのディレクションやヴィーガンレストランプロデュース、店舗やオフィスのデザインなど活動は多岐に渡る。二つ目の拠点として暮らす千葉の古民家に巣箱を設置するほどのハチミツ好き。
instagram: @otayukari


 

「食べることは生きること。自然との調和を目指して。」

 

――おふたりは食と美容との繋がりについてどのように考えていますか?

 

大田:私は食と体や肌の健康は直結したものだと考えています。20代の頃は仕事第一で、睡眠や食事も不規則で外食も多く、体の健康状態があまり良くありませんでした。そんな生活をしていたこともあり、お肌のトラブルも多く抱えていたので、鏡をみるのもこわいくらいの状態でした。そこで、ふと自分の生き方を考え直した時期があって、食べるものを見直したところ、みるみる体質も変わっていって、食べたものが自分の細胞をつくっているんだなと自身の体験を通して改めて実感しました。

 

吹附:私も食生活が乱れると身体に不調が現れてくるので、食べる物と食べる時間には気をつけています。忙しい毎日を送る中で、大田さんが食事に気をつけるようになったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

大田:このままの生活ではいつか身体を壊してしまうと気付いてはいたのですが、決定的だったのは東日本大震災があった2011年にORGANIC TABLE BY LAPAZというオーガニックの食材を使った料理やビーガンのメニューを提供するお店をオープンしたことがきっかけです。といっても、その当時は私自身もお肉を食べていましたし、オープンした当初はお店でもお肉のメニューを扱っていました。当時は、ファッションのお仕事で海外出張が多く、LAやNYに行ったときにもビーガンのお店を選択することが多くなっていました。すると、日本にいるときより明らかに身体の調子が良くて、ビーガン食が私には合っているなと気づいたんです。

 

ROAliv JOURNAL 大田由香梨さん × 吹附由里子対談

 

――では、吹附さんが気をつけていることはありますか?

 

吹附:私はビーガンではないですが、自分の健康のことを考えてバランス良く栄養を摂取することを目標にしています。40歳を過ぎた頃に少し太ってしまった時期があって、身体もずっしりと重いし肌の調子も良くなくて、こんな不規則な生活じゃダメだと思って、食生活を見直したんです。それと、寝る前にマヌカハニーをスプーン一杯食べる“ハチミツケア”をルーティンにしています。大田さんはハチミツは召し上がりますか?

 

大田:大好きです。花の種類によって味がちがうので、いろいろな種類をストックしているくらいです。ドレッシングを作るときに入れたりパンに塗ったりとか。あと、私は白砂糖を使うことをなるべく避けているので、お料理や飲み物に甘味付けをするときにもハチミツを使用しています。やさしい甘さだしコクが出ます。

 

吹附:ハチミツのパワーってすごいですよね。ROAlivでは抗菌活性の高いマヌカハニー、世界一空気と水がきれいといわれるタスマニア島のレザーウッドハニーを扱っています。私がこのブランドを立ち上げたきっかけも、何を塗っても治らなかった唇の荒れがハチミツケアを試したら症状が好転したことがきっかけなんですよ。そういう経緯もあって私はハチミツの力を信じているんです。まずは私自身がモニターになって体験して、お客さまに安心・安全な製品をお届けしたいと思っています。

 

 

――自然と密接な関係を築きながら作られるROAlivのアイテムですが、地球環境との共生やサステナビリティに関してどうお考えですか?

 

大田:サステナビリティについて語るときによくいわれるような、“作り手と買い手”みたいな感覚は私自身はあまり持っていないんです。商品を生産する上での環境負荷に関しては、作り手の責任だと考えています。買い手側であるユーザーが生産背景などをチェックしなくても、安心して購入できる商品の選択肢が増えていくことが重要だと思っています。

 

――サステナビリティについて語るときにはどうしても主語が大きくなってしまうので、作り手として思想の根本から変えていかないと自信を持って発信できないですよね。

 

大田:そうですね。私が自社でプロダクトを作ったり食品ブランドを運営していく上で一番大切にしているのは、“仲間を守ること”だと思っています。自分の掲げた目標やプロジェクトに関わってくれる人たち全員が自分の仕事に自信を持てること。そして嘘をつかせないこと。嘘をつかないということはつまり、自信が持てるということだと思うんです。

そして、私たちが生み出したプロダクトから派生して受け取っていただいた人の暮らしが変わっていったり、身にまとうものが変わっていったり、自分の近くにいるチームのメンバーが元気になっていって、さらにそのメンバーの家族が健康になっていって…と幸せが派生していく感覚というか。そういった一人ひとりの意識が変わっていくことがサステナビリティの一番の根源だと思っています。

 

吹附:それが大田さんのおっしゃる“愛の循環こそサステナブル”ですね。すべてを包括してしまうようなパワーワードです。ROAlivは「何かのために誰かのための選択」をしたいという想いで活動しています。一番根底にあるのは、ミツバチがハチミツを集めてくる環境をちゃんと守っていくということ。土壌や空気が汚染されてしまうと花の蜜も汚染されてしまうので、結局私たち自身に返ってくる。なので、ミツバチにとって快適な環境を作るために森林を守って、おいしい蜂蜜を取ってくれるようにお手伝いしたいと思っています。

 

大田:実は二つ目の拠点として生活している千葉の自宅にはミツバチの巣箱を設置しているんです。残念ながらまだ住民はいないんですけど、彼らにとっていい環境に近づけるために花を植えてみたり、巣箱の位置を変えてみたり、挑戦をしています。宮古島の畑に行ったときにも、有機栽培の農家さんに行ったときにも、そこには必ずミツバチがいるんですよ。きっとミツバチたちはそこが安全な場所なのか、風が通るか、日当たりが良いか、近くにお花があるか、などいろいろなことを考えてその場所を選んでいると思うんです。なので、ミツバチがいる環境はいい場所なのかなと直感的に思っています。

 

吹附:ミツバチってかわいいですよね。養蜂家さんのところに伺う機会がよくあるんですけど、ミツバチって不思議とお世話をしている人の性格に似てくる気がしていて。あるところではふわんふわんってのんびり飛んでいたり、またあるところでは、ぶーん! って飛んでいて(笑)。飛び方というか羽音が全然ちがうんですよね。

 

大田:かわいい(笑)。今のお話を聞いてちょっと感動してしまいました。動物たちは直感で居心地がいいところを選んで暮らして。実は人間よりちゃんとわかっていて、その場所をコロニーにしているんだなと思うと感心しますよね。

 

 

「大人の肌を健やかに導く古来からの米の発酵成分を味方に。」

 

――大田さんの巣箱にも早く住民が決まるといいですね。さて、この春米や発酵のパワーを取り入れた「GENEROUS」シリーズが登場しますが。米を主原料として着目したきっかけを教えてください。

 

吹附:最初から主原料をお米にすると決めていたわけではないのですが、日本で手に入る化粧品原料として何か良いものはないかと探していたときに「いい農家さんがいるよ」とご紹介いただいたのが岩手県の有機米の農家さんだったんです。そしてお会いしたときに、そのお人柄に惚れ込んでしまって、とんとん拍子でお話が決まりました。

先ほど大田さんがおっしゃっていたように、食と肌の健康は直結しているんですよね。有機米農家の小島さんもまさに同じことをおっしゃって、その地域活性のためにいろいろ活動もなされていて、御年76歳の方なんですけどバリバリ現役で、紫外線を浴びるお仕事なのにお肌もツルツルで、米のパワーを体現しているような方です。

 

 

――大田さんは実際に使われてみていかがでしたか?

 

大田:肌が弱いので、つけた瞬間に刺激を感じ、使い続けることができない製品もあるのですが、「GENEROUS」は私の肌に合っていました。乾燥する冬の時期や花粉シーズン、季節の変わり目は肌が揺らぎやすいので、これからも使い続けて肌の変化を実感したいと思います。

 

吹附:お肌に合ったようでうれしいです。敏感肌の方でも使えるように、水をオリジナル原料「オーガニックコメヌカ水」に置き換えて、こだわりのコメ発酵液を2種配合しています。また、「GENEROUS」は大人の肌に向けたシリーズなので、年齢を重ねたお肌特有のシワやくすみなどのお悩みを解消する成分を入れることを考えたのですが、効果の高い成分であるレチノールの代わりにレチノールと同等の働きをするバクチオールという植物由来成分を配合しました。やっぱり長く使っていただきたいので、より安心していただけるようにお作りしています。

 

大田:肌への刺激も少なく、さらにハリや保湿をしっかりと感じられるので、丁寧にスキンケアするのが楽しい時間になりました。そして、少し細身のスッとした手の収まりの良さや、さらりとした質感のボトルデザインからもすごくこだわりを感じます。作り手の思いが伝わってくるプロダクトだと感じました。

 

 

――最後にROAlivを愛用するファンの方々やJOURNALを読んでいる方へのメッセージをお願いします。

 

大田:ROAlivの新製品の「GENEROUS」シリーズを実際に使わせていただきました。保湿や使い心地、朝起きたときの肌の健やかさなど、基礎化粧品としてのクオリティの高さはもちろんなのですが、それと同様に、生産する工程での“愛”を感じました。国産有機米の農家さんとの連携、原料の調達からパッケージの選定まで、常に『どちらが愛なのか?』そんな選択をされてきて、生まれた製品だと思いました。私は、作り手の人柄がプロダクトに反映されると考えていて、ROAlivには吹附さんの人柄が宿っていると感じています。きっとチームの皆様も、自信を持っておすすめできる製品なのではないかと思います。また、このようなJOURNALを通して、生産者の顔が見えることも、素晴らしい取り組みだと思います。愛を持って商品を作ってくださっている方々の顔を思い浮かべながら、日々使うことができる。これも一つの愛の循環ですね。

ぜひ、ROAlivの店頭で製品に触れてみてください!
ありがとうございました。

 

<スタッフクレジット>
Photo_Yutaro Yamane(TRON)
Text_Akiko Maeda
Edit_Shunta Suzuki

 


 

ROAliv JOURNAL Extra edition 2025年5月12日