「オーガニック米にふれる旅。青々とした田園。」
稲の花
6月に苗植え体験をさせていただいてから、3か月ほどで稲は見違えるようにすくすくと成長し、花を咲かせて稲穂の準備態勢に入っていました。
花を咲かせて、と書きましたが、恥ずかしながら私は稲が花を咲かせるイメージがまったくなかったので、これが稲の花?と驚くばかり。
小島さんに教えていただいたのですが、稲の花は何と2時間ほどしか開花せず、花の短い命を終えるのだそうです。小さく可愛らしく、どこか儚げな印象にもうなずけます。
花の命を終えると、今度はふっくらとした実が根元に宿り、成長とともに私たちが目にする稲穂になるのだと教わりました。ずっとお米を食べてきたのに、本当に知らないことばかりで、今更ながらすべてのお米とお米を作ってくださる方々に感謝しかありません。


小さく可憐な花。開花のギリギリのタイミングで立ち会えました。
オーガニック田んぼの雑草たち
小島さんのオーガニック田んぼは、もちろん無農薬です。カエルもトンボも、土も水もきれいなのがわかるようで、元気な姿を見せてくれます。
田んぼの周りには元気に根を張る様々な雑草があり、小島さんに雑草の名前や特徴を教えていただきました。
おもだか、こなぎ、ひえ・・・知らない植物ばかりですが、中にはセリなんてものもあり、田んぼにセリが自生することにまた驚いたり。
8月の暑い日でしたが、この雑草たちを草刈り機で取り除く作業がまた大変そうで頭が下がります。農薬を使えばこんな作業は発生しないと思うのですが、どんなに大変で時間がかかっても、無農薬にこだわる小島さんの田んぼの信念が揺らぐことはないのだとお話を聞くたびに実感します。


田んぼに生える雑草について教えていただきました。
金色の稲穂
私たちが苗植えしたエリアとは別の田んぼの一部の稲は、すでに黄金の稲穂になっていました。植物の成長の速さにびっくりしつつも、重そうに頭を垂れるその姿は、まさに豊かな田んぼの風景そのものです。

しっかり実をつけた美しい稲

茎の根元に実がぎっしりと。これが成長して稲穂に。
唯一無二の無農薬の田んぼ
小島さんの30年余りにわたる深い思いによって大切に管理されている田んぼは、伺うたびに発見があり、感動があります。天気が良くて見晴らしが素晴らしいからだけではない特別な居心地の良さは、小島さんのお人柄が反映された田んぼだからこそと感じます。
唯一無二の美しい景色の一員として関われていることを改めて誇りに思える一日でした。
順調に稲穂が育てば、稲刈りはもうすぐです。青々とした風景が、次回は黄金色に染められているのかと思うと、今から楽しみでなりません。
次号はいよいよ稲刈りです。お楽しみに!
博識でやさしい小島さんに教わることが楽しい時間です。
あとがき
前回におにぎりのお話をさせていただきましたが、何と今回も小島さんの奥様がおにぎりを作ってくれたのです。相変わらず腹ペコ状態でしたので、お腹いっぱいいただきました。
その後、東京に戻るのですが、小島さんがご自身で無農薬栽培されたお米、トマト、キュウリをたくさん持たせてくれました。キャリーケースをパンパンに膨らませて帰路へ。
おにぎりのお米の美味しさはもちろんですが、やはりその美味しさを作っているのは「思い」なんだと思います。誰かに大切にされたものって尊いですね。

SKIN CARE JOURNAL Vol.2 2024年9月30日
ROAlivブランドプロデューサー 吹附(たづき)由里子