夏の盛り、岩手県にある有機栽培畑で、セイヨウノコギリソウが無事に満開になったと知らせがあり、慌ただしくスケジュールを調整し、9月1日に再び岩手を訪れました。
今回のメンバーは、京王百貨店店長 池田、札幌ステラプレイス店長 岩山、本社MD担当の岩本、吹附の4名です。
たくましくも可憐な花を咲かせるセイヨウノコギリソウ
育成の様子は画像では見ていたものの、目の当たりにする白く可憐な花たちに言葉を失うほど気持ちが溢れます。自然栽培でここまで無事に成長できたタフなセイヨウノコギリソウたちがただ愛おしく、これから刈り取るのかと思うと、正直複雑な心境でもあります。
そんな気持ちをぐっと堪えて、この子たちの命は決して終わらず、化粧品となって私達のお肌を見守ってくれるのだと、そう思い直すと炎天下の激務も乗り越えられる気がしました。
真剣に吟味する岩山(雑草もすごいことに!)
暑さと闘いながら花集め(頭皮から汗が流れます)
ひたすらに黙々と花を集め続け、気が付けばブルーシートに山盛りのノコギリソウが!(イメージとしてはハイジのベッドみたいな感じです)日が落ちる前に刈り取りを終え、乾燥させるビニールハウスへ車で運びます。
ほんの10分ほどなのですが、車の中がノコギリソウのぎゅっと濃い香りに包まれていて、ハーブの匂いと畑の匂いが合わさり、まるで昆虫になったような貴重な?気分を味わえました。
これがハイジのベッドです!お分かりいただけますでしょうか。
ビニールハウスに並べるのもまた一苦労でしたが、この乾燥で失敗してしまうとすべてが水の泡。慎重に、かつ迅速に風通しよく並べていきます。ビニールハウスの中は外より暑くサウナ状態で、人ってこんなに汗をかけるのかと驚くほどです。暑さで顔は真っ赤でとてもお見せできないので、整然と並べられた花たちの画像を。
画像では涼しそうにみえますがサウナです!
ビニールハウスの作業を終えたら、本日の工程は無事終了。終えてしまえば達成感しかなく、4人での記念撮影も涼しげな風が吹いていますね。(私は暑苦しそうですが)
さて、花が乾燥したら、化粧品の製造までもう一息です。
日焼けと暑さと闘いながらミッションクリアです!
次回vol.4はついに蒸留です。4月下旬アップ予定となりますのでお楽しみにしていただければと思います。
SKIN CARE JOURNAL Vol.3 2024年4月3日
ROAlivブランドプロデューサー 吹附(たづき)由里子